いろんなレベルの選手と練習することの重要性
こんにちは!コーチの渡部です!
今日はタイトルにある通り「レベルの違う選手と練習することの重要性」について書きたいと思います。
【格上とばかり練習することの危険性】
まず一つは、速いボールや展開に慣れてしまう事です。実はこれが1番危険です。試合では練習よりも遅い展開が増え、ゆったりしたラリーも多く、練習のような複雑な展開になりにくいです。
一見、「強いボールが来ないな」と思った相手でこそ、速い展開に慣れてしまっていると危険になります。遅いテンポのラリーで、いつもの練習より自分が攻める展開が多くなり、確実にチャンスボールを決め続けないといけません。速いボール、速い展開こそレベルが高いテニスだと思っている人は、試合で弱く、足元をすくわれる可能性が高くなります。
【格下相手こそ、しっかり勝ち切る練習を】
言葉は悪くなってしまいますが、プロスポーツ選手には「殺人者の本能が求められる」と言われることがあります。テニスの試合でいうと、5-0でリードした場面で、死に物狂いであと1ゲームを取りきる姿勢のことです。6-0で相手を完膚なきまでに叩き潰す気持ちがある選手は「殺人者の本能」を持っているといえます。「こいつには勝てない」と思わせることは周りの強い選手にも「あの選手は油断できない」と警戒されます。
【練習環境は自分自身の中で】
練習環境をどう整えるのか。これは、自分自身の実力で決まります。強い相手とだけしか練習しない人は、テニスという競技の本質に気付けません。本当に上手い人、強い人は、いつだって真剣です。なぜなら、誰と練習し試合をしても、それが試合にそのまま活きることを知っているのです。
普段の練習場所で、どういった姿勢と意識で取り組むのか。試合に出るテニス選手であれば、ここはすごく大事になってきます。
【やりやすい人とだけ練習していないか】
自分が「この人と当たりたくないな」と感じる人はどんなひとですか?あえてそんな人を誘っていきましょう。自分にとって、なにがやり辛いと感じるのかを練習から感じるのは、本当に大事なことです。
世の中にはいろんなテニスプレーヤーがいます。まったく同じプレーヤーは存在しません。そのいろんなプレーヤーから何を学び、何を活かしていくのか、全力で考えていきましょう。